2018年03月18日
葬儀といえばお経をあげてもらい、線香をともし、故人を偲ぶというイメージがあります。日本では仏教形式で葬儀を執り行うことが多いので、どうしても葬式といえば、喪服を着た人とお経と線香が浮かんできます。もちろん、神道やキリスト教形式もありますが、日本では圧倒的に仏教形式が多いでしょう。
そのため、故人を見送るために、お坊さんや神主さんを呼ぶというのは当たり前だと思っている人も多いかもしれません。しかし、近年、そういった宗教者を呼ばないスタイルの葬式が増えてきています。どのように執り行うのかというと、いたってシンプルです。
好きなように故人を偲ぶ形になります。お坊さんも神主さんの呼ばないので、もちろんお経をあげてもらうことはありません。その代わりに故人に花を手向けたり、故人が好きだった音楽などをかけて送り出します。映像を流したいのなら、そのように手配してくれます。
そして、一人一人が故人にお別れの言葉を伝えます。もちろんこれは一例で、無宗教なので決まったスタイルはなく、遺族の意向を反映しやすい式となります。宗教者がいないため、そちらへの費用が掛からないといういうのも利点でしょう。
葬式というのはお金がかかります。故人の最期なのでできるだけ盛大にしてあげたいものですが、急な場合などは費用がかさむと大変です。こういったスタイルの式は、家族だけの家族葬などで多いので費用の面からこのスタイルを選択する人もいます。現在にあった葬儀ではないかと思います。